1年8ヶ月利用でリボンを卒業
今回はリボンのご利用を経て就職が決定したT様の就職活動についてご紹介したいと思います。
●T様の紹介
8歳の時に脳腫瘍が見つかり、左片麻痺とてんかんが後遺症として残りました。特別支援学校卒業後、脳腫瘍が大きくなってしまい再入院。退院後は、体力回復のため生活介護に通っていました。体力も回復してきた頃、「人のお世話になっているだけではなく、自分でも何かしなくちゃ!」と思うようになったそうです。そんなとき、生活介護の職員さんからリボンを紹介され、利用に至りました。
●リボンでの就職活動
まずは、パソコン講座やビジネスマナーなどの授業を通して、ご自身のスキルアップをしていきました。その中で、自分の障害についてや仕事をする上での困りごとなどを明確にしていき、就職活動を開始しました。最初は、働いた経験がなく「自分に何が出来るのか分からない」と感じていたため、働くイメージを持ってもらうため、事務補助と軽作業の2ケ所の実習先でお世話になりました。実習を通して、軽作業にやりがいを感じ、ハローワークを介してT様に合った求人を見つけることが出来ました。初めての就職活動で不安なこともあったと思いますが、履歴書の添削、面接練習など担当スタッフと行い、無事内定をいただきました。
●リボンを利用してみて(T様より)
リボンでは、社会人として自分の足りない部分をたくさん学びました。失敗することもありましたが、スタッフの皆さんが色々とアドバイスをくれるので嬉しかったです。また、一人では履歴書などの書類を作ることが出来なかったと思います。他の利用者さんやスタッフの皆さんに色々助けてもらったおかげで、就職が出来ました。ありがとうございました。
●リボンでの定着支援
リボンでは就職するまでの支援に加えて、就職後にその方が職場でも安心して、長く働けるように支援体制も整えております(6ヶ月)。希望される方には、さらに3年間の支援も行うことができます(就労定着支援事業)。T様とも就職後も定期的に連絡を取り、就業状況やお困りごとがないかなどの確認を行っていきます。