メインビジュアル

Blog

ブログ

【リボン本八幡駅前校】就職が決まった利用者様にインタビューをしました

2024.09.12 (木)

今回、リボンの利用者様で、就職が決まり卒業される方にインタビューをさせていただきました。
うつ病の診断を受け、その数年後にリボンに通うことになったAさん。
2年間のリボンでの活動、リボン利用前や就職後のことについて伺いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・
Q1.リボンを利用することになった経緯について教えてください。
―専門学生の時にうつ病を患いました。
休学を経て卒業後、何社か勤めていましたが、うつ病の症状が現れ退職しました。
その後、相談機関で3か月に一回のペースで自身の悩みについて相談しながら4年ほど自宅で療養していました。
状態が改善してきた頃、リボンを紹介してもらって、見学・体験後、通所することに決めました。

Q2.リボンでの今までの活動について教えてください。
―リボンでは午前授業、午後個別トレーニングを行いました。
通い始め数カ月頃は週3,4回通って、コロナ禍ということもあり、半日のみの利用でした。
最初は緊張で個別トレーニングの時にあまり集中できていませんでしたが、次第に慣れてきて利用時間も一日になっていきました。

Q3.リボンの授業で役立ったことはどんなことでしたか?
―元々、コミュニケーションにおいて苦手意識があったため、
SST(社会で生きていくために必要なコミュニケーションスキルを身につける)と
ディスカッション(一つのテーマに対してグループで話し合う)の講義に力を入れて取り組みました。
授業を受け始めたばかりの頃は自分から発信ができなくて、他の人の話を聞くだけでしたが、
今では素直に自分の気持ちを伝えられるようになったと思います。

Q4.個別トレーニングでは何を取り組まれましたか?
―パソコンを使った仕事をやりたいと思っていたので、Word、ExcelといったOfficeソフトの課題を中心に取り組みました。
学生時代に簡単な問題に取り組んだことはありましたが、
リボンではより実践的にスタッフから依頼された資料やポスターを作成したり、情報処理の問題を調べて解いたりしました。
これらの活動が就職する前の自信につながりました。

Q5.リボンの活動を通して出来るようになったこと、変化や気づきはありましたか?
―出来るようになったことは対人関係の克服です。
リボンに通う前は対人関係、コミュニケーションに苦手意識があり、うつ病になった原因の一つでもありました。
相手の表情などから気遣いをしすぎてしまうあまり自分の考えを伝えられないことが多かったですが、
担当の支援員の方にもアドバイスをもらって、考えを切り替えるように意識しました。

自分が考えていることが実際には事実と合っているかどうかわからないと冷静に受け入れる、ということを意識して、
そうすることで、解決のためにはどうしたら良いかとマイナス思考からプラス思考へ切り替えることができてきたかと思います。

次第に、リボンのスタッフや他の利用者さんとも話す機会が増えてきて、
コミュニケーションや対人関係の苦手意識が減ってきました。
結果、精神面の安定にもつながりました。

Q6.リボンの活動で、後半の方は就職活動を中心に行われていたと思いますが、苦労したことなどありましたか?
―初めての企業見学の時は前の日の夜は緊張で眠れませんでした。
当日は普段しないような忘れ物も多くて混乱していました。
それ以降、特に見学の前の日など緊張で眠れない時は、
音楽を聴くことや動画を観て気持ちを落ち着かせてから眠るようにするなど対策しました。

Q7.就職活動にあたって、書類作成も取り組まれたと思いますが工夫されたことなどありましたか?
―「私の障害」について通所当初から書き始めてはいましたが、
リボンで活動していくうちにだんだんと自分の障害について気づきも増えてきて変更も多くしました。
書類作成を行ったことで頭の中で整理ができて面接のときはスムーズに答えられたと思います。

Q8.就職後のお仕事内容はどんなものですか?
―事務職で、求人原稿のデータ入力・チェック、応募書類の修正対応などを行います。

Q9.就職後の意気込みを教えてください
―就職にあたって自分のことについてトリセツを作成して、担当支援員の方と相談しながら精神面の安定のための対策を考えました。
リボンで対策として実践してきたことを働いた後も続けていって安定した就労に繋げていきたいです。

・・・・・・・・・・・・・・・・
リボンに通い始めた当初は積極的にコミュニケーションをとれなかったと話されていたAさんでしたが、
ご自身で課題や目標を見つけて活動されたことで対人関係への苦手意識を克服され、
卒業する頃にはリボンのスタッフだけでなく他の利用者様とも打ち解け、笑顔で会話されている姿が印象的でした。
就職して約4か月経過されますが、現在でも安定してお仕事されているとのことでした。

引き続きリボンでは、利用者様の就職の希望実現に向けて一緒に考えていきながら支援を進めてまいります。

この記事に関するお問合せ

株式会社リボン

【事業内容】社会参加支援事業・ADL評価モデル講師・就労移行支援事業・就労定着支援事業所・相談支援事業

■就労移行支援事業所リボン〈葛西駅前校〉

所在地:〒134-0083 東京都江戸川区中葛西3-33-14 サクマビル3F
電話番号:03-5659-0988(FAX:03-5659-0989)

■就労移行支援事業所リボン〈本八幡駅前校〉

所在地:〒272-0021 市川市八幡2-16-15本八幡駅西口ビル501号
電話番号:047-335-6510(FAX:047-335-6513)

■就労移行支援事業所リボン〈高次脳機能障害センター〉

所在地:〒272-0021 千葉県市川市八幡2-16-15 本八幡駅西口ビル503 号
電話番号:047-335-6510(FAX:047-335-6513)

■リボン相談支援センター市川〈相談支援〉

所在地:〒272-0021 市川市八幡2-16-15本八幡駅西口ビル5F
電話番号:047-711-3151(FAX:047-335-6513)

×

総合リハビリ研究所グループについて

無料で随時見学・体験できます。お気軽にご連絡ください。

葛西駅前校

03-5659-0988

本八幡駅前校

047-335-6510